ホワイトニングってどんなものがあるの?

歯が白く美しいことで、どのような印象を受けますか?

まず清潔感、次に健康的な美しさからくる信頼感、更には知性さえも感じたりしないでしょうか。また芸能人やモデル等をみて、歯を白くしたいと考えている人は多いはずです。

しかしホワイトニングにはどれくらいの料金と時間がかかるのかわからず、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそんな方に、ホワイトニングの方法や料金について詳しくご説明します。


1.歯科医院で行うホワイトニング


(1)オフィスホワイトニング
歯科医師により施術してもらい、短時間で大きな効果がでるのがこの方法です。

時間があまりない方にはおすすめですが、白さを長期的に保つことは難しいです。

最初に歯科医師による説明があり、シェードという歯の白さの度合いを確認します。その後歯肉の保護を行った後、ホワイトニング剤を塗ります。それだけでは短時間で白くならないので、10分ほどホワイトニングライトを照射します。その後ホワイトニング剤をとり洗浄します。これを2回、3回繰り返し行うことで、1時間ほどの施術で歯の白さを手に入れることができるのです。料金は10本~16本ほどで、初回は18,000円~20,000円程です。

(2)ホームホワイトニング


こちらは歯科医師のもと、自宅でホワイトニングする方法です。

個人差がありますが、1日2時間ほどのホワイトニングを持続的に2週間程度行います。時間がかかる分、ホワイトニング効果が長く続きます。

最初にホワイトニングの説明を受け、歯の表面のクリーニングをします。その後自宅でホワイトニングジェルを塗る時に使う、マウスピースを作らなくてはなりません。ここまでが歯科医院でやらなくてはならないことです。

その後自宅でホワイトニングジェルをマウスピースに注入し、それを歯につけジェルが全体に行き渡っているか確認します。一定期間自宅でのホワイトニング後、経過確認のために歯科医院を訪れます。

金額は上下のトレーとホワイトニングジェルを数本含めて、25,000円程になります。

この両方を併用することで更に効果を上げる方法もあります。しかし料金は40,000円から60,000円と高額になってしまいます。即効性をとるか、地道に持続性を取るか、また高額でも両者を併用するかは人それぞれの事情があると思いますが、歯科医院で行われるホワイトニングは安心して受けられるという大きなメリットがあります。


2.市販のホワイトニングの効果・種類


(1)歯磨きタイプ

ホワイトニング効果が高いと書かれている歯磨き粉をよく目にします。しかしこれらには過酸化水素が含まれていません。過酸化水素というのは歯の表面の汚れや色素を取り除き、エナメル質を変化させ、白く見せる効果があります。

法律上歯科医師のもとでしか使用できず、市販のものには含まれていません。そのため歯科医院で行われるような真っ白な歯にはならないのです。しかし白い歯を持続させるための有効成分が配合されているので、色素沈着などを抑える効果があります。500円~3,000円程まで様々な種類があります。

(2)マニキュアタイプ

マニキュアをするように歯に塗っていきます。ペンタイプなので、簡単に白さを手に入れられ銀歯を隠したり、歯と歯の間の黄ばみなども瞬時に白くできます。デメリットは色むらができてしまうことと、効果が非常に短くすぐはがれてしますことでしょう。1,000円から2,500円程度で購入できます。


(3)マウスウオッシュタイプ

液体のタイプのものや、歯ブラシにつけて使う美容液のようなものもあります。歯の汚れや口臭予防もあり気軽に使用できます。


(4)消しゴムやシールタイプ

消しゴムタイプはほとんどが研磨剤を使用しています。そのため歯を削っていることになるので注意が必要です。またシールタイプは歯全体をパックするように成分を浸透させるものです。歯並びが良くないと、均一に白くすることができないので使用するのが難しいかもしれません。


3.ホワイトニングの注意点
手軽な市販のホワイトニングには、研磨剤を含んだものもあります。これは歯の健康を損ねるものなので、継続的な使用は危険です。またホワイトニングをする時に、虫歯や知覚過敏、歯周病などがあると薬剤がしみてしまったり、痛みがでたりする場合があるので注意しなければなりません。

まとめ

ホワイトニングというものを少し理解していただけたでしょうか。

人は歯が丈夫であれば、食べ物を美味しくいただけ、元気の源になります。それには日頃からのブラッシングや定期的な歯科検診はかかせません。そこで健康な歯を持続しつつ、その上でホワイトニングすることで真から美しい歯と言えるのではないでしょうか。