虫歯の実態とその気になる予防方法とは!?

世の中には砂糖などをふんだんに使った甘い食べ物があふれています。ご飯やお菓子を食べた後に歯磨きをしないと虫歯ができる!というのは、皆さん聞いたことがあると思います。

 今回はそんな怖い虫歯について話していこうと思います!

・虫歯とは?

まず、虫歯とは何か?というところからお話しします。

虫歯は歯周病と並んで、歯科の二大疾患の一つと言われています。

虫歯は、医学的には「う蝕(うしょく)」と呼ばれます。う蝕(齲蝕・うしょく)とは、口内の細菌により糖質から作られた作酸によって、歯質が脱灰されて、歯が溶けてしまう病気のことです。口の中の細菌とは虫歯菌のことで、その名の通り、歯に付着して虫歯を引き起こす原因の菌です。

次にこの虫歯を引き起こす要因について少し詳しくお話しします。

・虫歯の要因

虫歯の要因について、ここでは個人による虫歯の要因について見ていきます。厚生労働省によると、その要因は大きく3つにまとめることができます。

・1つ目 「フッ化物」

 フッ化物とは、歯医者さんに行ったある人は分かると思いますが、歯に塗ったりすることで歯の強度を強くします。これにより、歯ブラシの届きにくい歯も守りやすくなります。逆にフッ化物が少なければ、歯の防御が弱くなり、虫歯になりやすくなります。

・2つ目 「食生活」

砂糖などの糖質が多い食事をしていると、その糖質に結びついた虫歯菌により、虫歯が生じてしまいます。そのため、間食などでお菓子などを食べた後に、歯磨きをしていないと虫歯になりやすくなります。

・3つめ 「歯磨き」

これは食生活と関連していて、食事後に歯磨きをせずに食べかすが歯に付着したままになってしまうと、虫歯になってしまいます。

・虫歯予防には何が効果的?

このような原因に対してどのように予防していけば良いのでしょうか?

まず、第一に、歯磨きをこまめにするということが考えられます。アメをなめた後にもしっかりと歯磨きを欠かさないというのが理想です。この他には、原因から考えると、フッ化物入りの歯磨き粉を使うことや、糖分の摂取を控えるなどが考えられます。とにかく、歯も清潔に保つことが大切というわけですね!

日本では「8020運動」という、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動があります。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができるという目安です。

 老後もおいしくご飯を食べるためにも、今のうちからしっかりと予防していきましょう!

参考文献

・https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-001.html

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト